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楽器のゆるみチェックを!(ジャック編)

楽器のトラブルに圧倒的に多いのが"ゆるみ"です!!

 

ジャックがガサガサいう

 

音が出ない

 

酷いノイズが出る

 

これらの症状で一番最初に疑ってかかって欲しいのが、ナットのゆるみです!

 

なんでナットが緩むと音が出なかったらり、ノイズが出たりするのかと言うと

筐体にガチッっとくっついてる状態になっている事で取れているアースが外れるからです。これが外れると断線と同じ状態が起きます。

 

ナットやビスで固定されていることで接続されているケースが圧倒的に多いです。

ギターやベース、エフェクターも同様です。

 

じゃあとりあえず締めればいいのか?

 

これもNOです。

 

軽く締める分には大丈夫ですが、すぐまた緩み不安定になります。

強く締める場合は、ジャックまたはポット本体が回転しないよう固定して締める必要があります。

そのまま強く締めてしまうと、回転してしまい断線の原因や、他のパーツやケースと接触してショート状態になってしまいます。

 

ストラトの船形ジャックの断線はよく見ます。。。

ここの位置はレンチも入らないし、グッと締めするのも難しい箇所ですよね。

そこでこの工具が役に立ちます!(画像が商品リンクになっております)

 私はピックボーイの3股レンチを使っているのですが、長いこと品切れ入荷未定のままなので…

 

1/2 約12.7mm スイッチクラフト製ジャックのナットやCTSのポット等

12mm 国産のミリタイプのナット

7/16 約11.1mm MXRなんかで使われるノイトレック製ジャック

 

とほとんどをこれ一つで網羅出来る便利グッズです!

個人的にはエフェクターポットなんかでよく使う10mmが欲しいですが…

 

ゆるみ止めとして菊ワッシャーも効果的です。5枚で100円以下!

 

ストラトの船形ジャックを例に出しますが、ここに1枚挟んでしっかり締めてやるとギザギザが食い込んで緩みにくくなります。

ちなみに、船形ジャックはこの角度で取り付けるのが正解です! 

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そして一番困るのがテレキャスのこのタイプ…

 この右のがボディに爪が刺さって固定されているんですが、左のカバー金具はジャックのナットで本体に止まっているだけです。

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 なのでこんな感じで、ナットが取れると引っ込むというね。。。

こうなるとL型の六角レンチとかでジャックの穴に入れて引っ張りつつ、カバーをかけてナットを引っかけるしかないんですよね…さらにボックスタイプのレンチじゃないと締めれません。

普通のLプラグも刺さらないし、正直困りものなんですよね…

 

その対策として、こんなリプレイスメントパーツも出ています!

 取り付けには、穴に固定された金具を外したり、下穴をあけてビスを打って固定したりとなかなか作業としては大変ですが、L型プラグも刺さりますし丈夫です!

見た目が許せればアリなパーツですね!