UMA sound works

uma sound works活動の日記等

サックスとギターを同時につなげるエフェクターボードを作った話し

サックスとギターを同時につなげるボード・・・?

 

と思った方が多いと思いますが、世の中広いんですw

 

サックスプレイヤーのHR KAZさんからのご依頼で組ませて頂いたボードはこちら!

 

KAZさんのブログの方でボードを紹介してくれていますので、こちらも見ていただければと思います!

ameblo.jp

サウンド面やMIDIコントローラーの使い方なんかは、KAZさんのブログの方を!

 

私の方では、エフェクターボードの組み込みに付いて詳しく書いていこうと思います。

 

接続はこのような感じになっております。

見にくくて申し訳ない…

サックスのラインを青、ギターのラインを緑としてあります。

 

 

 

組み込みの方ですが、まずジャンクションボックスを作りました。

 

穴あけをして

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完成!!

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今回2つの楽器の信号が入り混じっているので、間違いのないよう整理するためにもジャンクションボックスはかなり効果的ですね!

 

NEUTRIK製のXLRジャックとフォンジャックを使用してます。

NC3MD-LX-B

NC3MD-LX-B

 

NC3FD-LX-B

NC3FD-LX-B

今回スペースがかなりきつかったので使用しませんでしたが、専用のマウント金具があります。通常は裏からこのプレートを当ててM3のサラビスで固定ですね。

ちなみにビスは付属が無いので、ホームセンターへ!

MFD

MFD

 

 

 

次にゲタを作っていきます。

 

ジャンクションボックスもそのまま設置すると、エフェクターボードのかえし部分と干渉してジャックがさせません。

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ワウとかも地味にここに干渉してシールドプラグが曲がるとかありますよね…

 

それと使い勝手、L型プラグの接続の関係で、HELIX STOMPとFS-7を一段上げるゲタも作ります。

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今回は30×20mmの木材を組み合わたゲタを製作しました。

 

今回パワーサプライはK.E.S KIP-001なんですが、めちゃくちゃ小型で軽量なんですね!

これでフルアイソレートでこの価格なんだからなんだからとんでもないスペック。。。

K.E.S ( ケーイーエス ) / KIP-001

K.E.S ( ケーイーエス ) / KIP-001

 

こちらをすっぽりとハマる設計でゲタを製作しました!

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H型の真ん中は10mm浮いた状態なので、この下にDCケーブル通します。

 

 

塗装をしてマジックテープを貼った後、タッカーで固定してます。

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MIDIスイッチャーとも段が出来、踏み間違え防止にもなります!

 

 

ここで配置をしていた時に、フェルトがやたらとボードから剥がれて、ちょっと無視できないレベルになってきてw

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どうにもならないので一度フェルトをすべて剥がしたところ、

内寸W700×D320のエフェクターボードのフェルトを止めてるノリが、

真ん中の色が変わってるW280×D140しか付いてないんですね。

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外側はこの巾木みたいに貼られたスポンジで抑えられてるだけで接着されてない。
だもんでマジックテープじゃくてフェルトが筐体から剥げる!!!!

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ホームセンターに行って太い両面テープを買ってきて前面に張ってフェルトを再接着しました。

接着剤だとしたのスポンジと化学反応したり(一度やって煙出たww)、フェルトに染み込むと硬化してマジックテープが付かなくなるんですよ。。。

なのでテープが最適解なのかなと。

 

 

気を取り直して、配置してケーブルの製作へ!

 

今回製作するにあたって、相談いただいた時点での画像を使って依頼内容もまとめてKAZさんとやり取りしました。

じゃないと今回かなり難解でわからなかったのでww

(配線が分かりやすいよう場外に出しているのは、打ち合わせ時に導入予定だったSOUL DRIVEです。)

①パッチケーブル L-L 4本
②Yケーブル ステレオL-モノL-モノL
③ステレオパッチケーブル L-L
④XLRパッチケーブル
⑤XLR-ステレオフォンL
⑦プラグ付け替え(ステレオ)3か所
⑧プラグ付け替え(モノラル)1か所
⑨各エフェクタへのDCケーブル 4本

 

ここで解説しておいた方がいいかな?って部分は、HELIX STOMPのSENDに刺すYケーブルですね。

RETURNはL/R独立で用意されているのに、SENDはステレオでL/Rが分けられています。

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なのでTRSフォンプラグのTIPをSEND L、TINGをSEND RになるようY字のケーブルを製作する必要があります。

市販品で丁度いい長さを見つけるのは、おそらくかなり難しいと思います。

 

 

 

後は、背面の出力の部分ですが、TRSケーブルを指すとバランス式モノラル信号で出力可能です。

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ギターアンプに刺す場合は、モノラルのフォン端子で大丈夫ですが、PAなんかに送ることを想定する場合、TRSさせばバランスで出せるよ!ってなっているようです。

そのため、ジャンクションボックス側もギターアウトはステレオジャックを採用しております。

 

 

 

後はこのつまみのついた箱!

 

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要はボリュームペダルをつまみにした物です。

最小サイズでとの事で、本体側のプラグはミニプラグになっています。

ここに接続することで、任意の値をすぐに変えられるツマミが増える!

 

 

と、正直HELIX STOMPの機能に関しては、調べながら組んだというのが正直なところですw

この 64(H) × 122(D) × 170(W)mmというサイズで、ここまで色々なことが出来るとは…

KAZさんはここにさらにMIDコントローラーを接続して、さらに操作部を拡張して使用していますw

HX Stomp マルチエフェクター

HX Stomp マルチエフェクター

 

 

 

写真でちょこちょこ写ってるこのREANのこのプラグ!

NEUTRIKの子会社らしく、コスパもとても良くて今回モノラル信号の箇所に使用しました。

RP2RCF パンケーキ型コネクター

RP2RCF パンケーキ型コネクター

 

 

 

そこから最後電源タップも製作!

オフィスなんかのOAフロアに設置するようなコンセントタップなので、ケーブルなしも売られています。

好きな電源ケーブルやソケットでお好みでカスタム可能なので、よく使われていますね。

 

中身はこんな感じ。

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丸型端子で固定します。
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電気工事士の資格は有しております。

 

以上、こんな感じです!

 

ギターは確認しましたが、サックスがこのシステムに接続されてどんなサウンドを奏でるのか凄く楽しみですよね!

ちなみにKAZさんのサックス超絶です!!