strandberg*を改造したお話し
.strandberg* Boden J6 Standerdというモデルですね。
個性の塊のようなユニークなギターですが、BanG Dream!(通称バンドリ!)の作中に登場するキャラクターのシグネイチャーが発売されるなど、話題のギターでもあります。
今回PU交換とアッセンブリー交換でお預かりしました。
LACE製のAlumitone Deathbuckerというモデルがマウントされております。
これまた個性の塊のような見た目のPUですが、コイルがないんですよ!不思議な構造ですねー!
このチューブでモールドされた部分にトランスが入っていて、それを使ってマグネットからの信号を増幅するような仕組みを取っているらしいです!
そうする事で、パッシブながらアクティブピックアップのようなノイズレスなサウンドであると。
4芯構造でコイルタップも可能で、音量差が殆ど無い事も特徴のようです。
実際のサウンドはというと、バーグ自体の竿の特徴もあるとは思いますが、腰が高いクリスピーなサウンドで倍音感も少なめですね。
パキッとした濁りが無くクリアーな音なので、エフェクト乗りの良さそうな音が特徴かなと思います。
クリーンのシャリーンとした音でアタック感を活かしたゴーストノートを入れたプレイや、ハイゲインながらエッジのあるDjentのようなプレイをするプレイヤーが好んで使っているイメージがありますが、まさにあんな感じ。
気になったのが、倍音感が少ないせいかフロントとブリッジで音の差があまり感じられないかな?ってところですね。
それをBare Knuckle PU / Aftermath Setに交換
Bare Knuckle PU製のメタルサウンド特化の高出力ピックアップですね!
ブリッジPUはセラミックマグネットを採用して、低域はタイト、中高域は濃厚にチューニングされており、早いバッキングもボワッと膨らむことなく刻めます。
フロントPUはアルニコⅤで、ミックスクリーンが綺麗に鳴りますね。歪ませてソロでも程よく粘りがあってバランスの取れたセットだなと。
さてアッセンブリーですが、こちらも交換していきます。(交換前)
交換後
コイルタップは不要との事でしたのでこんな感じにまとまりました。
Bare Knuckleの場合ワイヤーカラー
赤:HOT
黒:COLD
緑+白
元のポットがミリだったのでミリタイプのCTS製 500KA
スイッチはOAK製の3way
私の家のギタースタンドがすべて壁掛けで、引っかからないのでフローリングで失礼して…
完成!
と、思いきや、メインのリペアは終わったんですが、ネック調整と弦高調整をしていたら妙に1弦のチューニングが硬いんですよね。
ヘッドが無い代わりに、ブリッジのファインチューナーでチューニングするんですが...このワッシャーが1弦だけ無い!
この話しはまた長くなりそうなので、別記事にまとめます!