UMA sound works

uma sound works活動の日記等

リモートエフェクター製作教室(終)その2

前回の続き!

リモートエフェクター製作教室(仮) - UMA sound works

 

ウェブカメラを使って、リモートエフェクター製作教室が出来るか!?という内容

前回基板にポットを取り付けるまで終わったので、後は組み込みを残すのみ!

まず、基板にin、out、LED、grandの4本を取り付け!

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上からさして基板裏で半田をするか、表で配線するかで議論が起きましたが、んなもんどっちでもええ!!(後にコレが仇となる...)

 

配線を付けたら筐体に組み込んでいきます。

基本IN、OUTジャックで筐体にアースを落とすんですが、塗装が乗っていると絶縁された状態になるためアースが落ちません!(鳴らない)

ヤスリ等で塗膜を除去!

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音が鳴らなかなったり、ノイズがバキバキ鳴るのもジャックの緩みが原因な事が多くあります。

ジャック本体を回してしまうと配線が切れる可能性が有るので、ジャックを抑えつつ気をつけて締めて下さい。

 

フットスイッチも取り付け。

スイッチは配線の取り回しの都合上、端子が横向きになる様に取り付けます。

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このフットスイッチは3回路に分かれていて、端子を横向きに置いた場合、縦列が独立した回路。

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真ん中の端子を中心に、スイッチを踏むごとに上端子-中心端子と下端子-中心端子が交互に繋がる仕組みです。

 

このスイッチの配線方法にもいくつかパターンがありますが、今回はこの図で!

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こいつを配線していきます。

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参加者の皆さんの配線

S君

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T君
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J君
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さて、音出しですよ。

 

 

 

S君、T君、J君誰が鳴らなかったでしょう?

 

 

 

実は、先程の3枚で既に鳴らない人が分かります!

 

 

 

 

正解は...

 

 

 

 

 

3人ともちゃんと鳴らないっ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

なんでーーーーー!?

 

 

 

 

S君、T君はONにすると音が消えて、

J君はFUZZサウンドになってるw

 

 

まず、T君のこのスイッチ周りの写真

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先程鳴らない人が分かると言った写真はこれなのですが、他の2人と違う点として、スイッチに入ってる赤の線と青の線が逆なんですね。

基板のIN、OUTが逆になってしまっている事が音の出ない原因です。

 

 

続いてクランチくらいまでしか弾まないはずのエフェクターをFUZZにしたJ君に基板裏の写真。

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コレもよーく見ると、あっ!てところがあります。

 

 

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右下ポットの横のここ!

ヒョロっとより線のヒゲがあります。

見る限り端子どうしを短絡させてる感じはないんですが、おそらく筐体から外した時にズレたかなんかしたんじゃないかと。

コレを除去したら正常な音になりました。

 

S君、T君は基板上から配線を刺して、裏で半田付けしていたのですが、配線の飛び出た頭で他の端子に接触していて音が出ない症状でした。

 

基板裏は、半田後の端子をなるべく短く切ってやるとトラブルが起きにくいかもしれません。

 

 

そして、無事全員音が正常に出たわけです!(パチパチ)

 

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開幕LEDを床に落として無くしたS君はオレンジ色ですが、音はいい感じみたいです!!

 

こんなトラブルが起きるよ!?って事を大体網羅してくれた3人!それを含め、実験としては素晴らしい結果が得られたなとw

 

ただ、この不良箇所を特定する作業もリモートだとかなり難しいですね。。。

さらに、対応はその人任せですから尚のこと作業にある程度慣れた人じゃないと。

 

今回も3時間強かかって2日間に分けて約6時間でしょうか。

 

今回作ったエフェクターUMA sound worksオリジナルのfimbulというペダルですが、私も嬉しくなっちゃうくらい好評で、やってよかったなと。

 

第二弾の話も出てるのでその際はまた!