リモートエフェクター製作教室(仮)その1
タイトルの通り、ウェブカメラを駆使してエフェクターを作れるか!?
という実験をしてみました!
友人3人に穴空を開けた筐体と、必要パーツ一式を郵送。
予定が合う日にDiscordというウェブコミュニケーションアプリを使って、各々手元をウェブカメラで写して共有。
ウェブカメラが無い人は、iVCamというアプリでスマホをウェブカメラとして使う事も可能で、私はこの方法をとりました!
スマホでも出来ない事は無いんですが、手元を写しながら画面を見る事が困難なため、今回全員PCでの参加です。
この友人3人ですが、全員電気工事士持ちの工業高校出身者。
中には1種を持ってたり、現役で楽器メーカー勤務の猛者揃いだった事を最初にお伝えしておきますw
教える立場の私は、電気工事士2種は持っているものの、普通科出です...
友人というのもあって今回作るのは、オリジナルペダルのfimbulです。
早速、基板から取り掛かります。
ダイオード、抵抗を基板に刺してハンダ付けの作業から。
何でまずこの2つかと言うと、寝かす事が前提にはなりますが、パーツの背が1番低いからです!
最初に背の高いパーツを付けてしまうと、作業がしにくくなる場合があるためですね。
ダイオードには方向がある事に気をつけてもらって、抵抗は1本1本値とカラーを確認しながら足並みを揃えて進めていきます!
一通り刺して、基板裏で脚を曲げて抜けないようにしたら、ハンダ付けの作業です!
ここでうっかりしたのが、キットにハンダを付けなかった事。
猛者3人はすぐ出してきましたw
さらにここで手持ち工具の差が...
半田ゴテはみんな白光製の良いもので、コテ用のスタンドも持ってたので問題無かったのですが、小手先が少々太かったりもあったようで。。。
さらに半田後の余分な脚を切る作業で、VVF用のニッパーを取り出す猛者!!しかも、ちゃんと小さいのも持ってた!!
ここら辺りでゲラゲラ笑って手が震えるというw
半田作業中は黙ってやるのがオススメです!!
次にICソケット→コンデンサー→電解コンデンサーの順番で同様の作業を。
この作業も各々コツを掴んだら順調に進んでいたように思います。
ここまでで2時間弱くらい掛かりました。
次にポットに足をつける作業。
ポットに既に足がついたモノも有るので、そちらを使うのでもよかったのですが、今回は普段私が作ってる内容でやってもらいました。
事前に基板ホルダーを買った猛者2人はこの作業でかなり活躍したようです!
次にDCジャックに配線する作業。
支給したDCは配線用の穴が空いているので、そこに絡めてやって貰ったので問題なかったように思います。
線材にはあらかじめ予備半田をするのがセオリーですが、穴の空いた端子に関しては、絡めてしまえば綺麗にハンダが乗るので私はやらないです。
端子がどうしても露出するので、収縮チューブを掛けて、ライターであぶり完成。
配線の被覆を剥く際、カッターやニッパ等は線材を傷つけてしまう可能性があるので、ワイヤーストリッパーをオススメします!
ちなみにみんな持ってなかった!!
また基板の方に戻り、DCジャックを取り付けた後に、ポットを取り付けます。
ポットの腹部分は、テープ等で厚めに絶縁してもらいました。
私は100均で売っている、イスなんかの脚に貼る床保護スポンジを使っています。
ここまでで3時間強と言った感じ。
とりあえず、今回はここまでにして、次回時間が合う日程で組み込みと言う事で解散しました。
半田ゴテを使った経験のある人のみでやったので、私含め同時進行で作業してもおおよそ5時間あれば音出しまでいけそうですね。
プリント基板でかつ、両面タイプなのでパターン剥がれの心配もほぼありませんし、間違わなければ技術的に問題なさそう。
ただ作業に慣れた人でも、パーツを指す前に半田でホールを埋めてしまったりしたので、完全な素人とリモートでとなるとフォローもお任せになるからな…
口は出せても手が出せないので、かなりの語彙力と説明力が必要になりそう。
それと、最適な工具があるとより良い気がしたので、オススメな工具を紹介しようかなと思います。
3人とも文句たれながら作業はしていましたが、楽しいらしく4ノブのエフェクターは作りがたえを感じているようでした。
無事全員音が鳴るのでしょうか...!?
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