リペアはやっぱり
少し前にお預かりしたedwardsのsnapper!
良くして頂いているギター講師の中山 偉左男先生のギターなのですが、とある工房でボディのリフィニッシュを頼んだところ、弦アースが取れてない状態で戻って来たという事でお預かり。
完全に取れてませんね...
キャビティを覗くと、弦アースを通す穴にビス突っ込んでボディアースを取ってありました。
んーこんなミスある?って感じですが...
とりあえず別の場所に打ち替えて、完了。
リフィニッシュ後に乾燥が不完全な状態で締めたのでしょう。塗装が波打ってしまっています。
それとは別にネックを外すと、とんでもないサイズのシムが...持ち主も弾きにくいし鳴りが悪い!と言っていたけど、理由がコレ。
試しにシムを取るととんでもない角度にw
完全にネック角が"くの字"状態で弾ける状態ではない...仕込みも深過ぎて修正もかなり困難。
早速red houseさんに相談です!!
状態を確認してもらい、"す、す、凄い‼︎世の中発見の連続ダネ!"とww
ポケットの角度も、仕込みの深さもすごくて木製のシムを作成して調節していただきました!
今までどれだけデッドだったんだ?と思うくらいには鳴りも明らかにかわり、ハイポディションの弾きやすく音切れも無くなりました!
ギター講師の方も凄く弾きやすくなって調子がとても良くなったと!
以前まで20フレット以降のチョーキングはまるでサスティーンもないし、音つまりもあって悩んでたのが、無くなった!
正直他のギターも預けたい!
と言っていました。
私もですが、そこそこ有名な工房さんに出して何度か失敗した経験があります。ここには2度と預けないと思う工房もあります。
自分でなんとかしようと色々模索しだしたのもそれがキッカケです。
大切な楽器だからこそ信頼出来る人に預けたいですよね。
そんな自分がやっと信頼出来る!と自信を持って言えるのがred houseさんです。
働いてる友人も社長の石橋さんも"特別な事はしてなくて、当たり前のことをやってるだけ"と言うんですが、当たり前の水準が異常なまでに高い!!
楽器作りに対して、とにかく誠実な工房さんだと思います!